日本における座禅の開祖 道元禅師 の生涯をつづったお話です。
オフィシャルサイト
http://www.zen.sh/
鎌倉時代に中国へ仏門留学をしてきた道元(どうげん)。
高名なお坊様のもとで修行をするが、お寺の繁栄のためという理由で
私利私欲にはしるお坊様ばかりだった。
宗教を利用して私利私欲をほしいままに手に入れようとする人は
今も昔もかわらず存在するのだということを少しふれていました。
歴史にもたびたび登場する出来事ですものね。
しかしながら、質素でありながらもきちんと仏門の教えを説くお坊様に出会えた道元が、座禅で悟りの境地にゆきつきます。
ただすわって、手を合わせて心を無にする。
仏の教えを伝えるのに大きなお寺を持つことは関係ないということですね。
その後、日本に帰国し、小さな禅寺を建て、座禅を通して
生きることをありのままに受け入れることを説いていきます。
死して極楽へいくために南無阿弥陀仏と阿弥陀様にお願いをするのではなく、生きているうちにも救いがあるように。。。。
生きることはつらいこと。つらくともあるがままにすべてを受け入れましょうという教えが心に響きました。
不景気だし、つらい時代の今を生きる私たちに必要な言葉がたくさんちりばめられた映画です。
じんわりと静かな感動を味わえる映画なのでぜひたくさんの方におすすめしたいです☆
2009年1月10日より全国ロードショー
http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/zen/theater.shtml